日本と欧州連合(EU)の間で経済連携協定(EPA)を締結するための第1段階となる共同研究が、来月にも始まる。日本が大消費国・地域とのEPA交渉に向けた動きを具体化させるのは初めてだ。

 双方の経済人でつくる「日・EUビジネス・ダイアログ・ラウンドテーブル」が研究会を立ち上げ、日本経団連と欧州の経済団体が支援。経済産業省と日本貿易振興機構(ジェトロ)も全面的に後押しし、政府間交渉入りの地ならしをする。研究会は、来年7月の主要国首脳会議(北海道洞爺湖サミット)までに報告書を取りまとめ、サミットに出席する日本とEU各国の首脳に提出して、交渉入りを促す。

 共同研究では、日EUのEPA実現への課題や経済効果を探る。従来の自由貿易協定(FTA)やEPAよりも踏み込んだ経済関係を築く「経済統合協定」(EIA)も視野に入れており、鉱工業品や農産品の関税削減・撤廃にとどまらず、政府規制の共通化や技術基準の標準化、地球環境分野での協力拡大も研究会のテーマとなる。こうした分野まで協定に盛り込めば、日EUの市場は事実上、統合する。

 日本の06年の対EU輸出額は自動車などを中心に約10.8兆円で、米国に次ぐ2番目の輸出先。輸入額も約6.9兆円に達している。政府は「骨太の方針07」で、EUとのEPAを対米協定と並ぶ「将来の課題」と位置づけていた。

Posted by Takumi

2007/08/29 09:02 2007/08/29 09:02
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