先進7か国財務相・中央銀行総裁会議(G7)の参加国で構成する金融安定化フォーラム(FSF)のアジア版を目指す。
東南アジア諸国連合(ASEAN)加盟国にも参加を呼び掛ける。11月中にも東京で初会合を開き、世界的な金融危機によるアジア経済への悪影響を抑え込むための具体策を検討する。
新組織「マクロ経済・金融安定化ワークショップ」(アジア版FSF)は、日本の呼びかけに中国と韓国が応じて実現した。3か国の財務省、中央銀行、金融監督当局の代表者が出席する会合を定期的に開く。アジアで事業展開する主要な金融機関について財務内容の健全性や融資の実態、投資リスクを把握するための内部管理体制の監視などが検討されると見られる。
アジア諸国は、世界的な金融危機で自国の株式市場が急落、実体経済にも波及して従来の高成長が減速する見通しが強まっている。こうした中で日中韓3か国は、G7などの枠組みとは別にアジア独自の金融安定化策が必要と判断した。
日本のメガバンクや生損保会社なども、中国や東南アジアを中心に現地法人の設立や現地企業との資本・業務提携を加速。アジア重視の戦略を強める日本の金融機関にとっても、アジアの金融安定化への取り組みが重要性を増している。
アジア版FSFは、1999年に設立されたFSFと同様に金融機関の監督や情報開示の透明性などについて積極的な提言も行う方針だ。
Posted by Takumi


