延べ59カ国・地域の小学4年生と中学2年生を対象に、国際教育到達度評価学会(アムステルダム)が07年に実施した算数・数学と理科の学力調査結果が発表された。前回03年は中2数学の平均点が前々回から9点下がるなど落ち込みが目立ったが、今回は各教科とも前回と同じか2~5点の微増。順位は中2理科で6位から3位に上がる一方、小4の算数と理科は3位から4位に落ちた。中2数学は前回と同じ5位だった。
03年調査と同じ問題の正答率が0.7~1.9ポイント上がっていることもあり、文部科学省は「学力低下に歯止めがかかった」と評価している。一方で、専門家には「判断するのは時期尚早だ」と慎重な見方がある。
調査の名称は国際数学・理科教育動向調査(TIMSS)。問題は基礎学力をみるものが中心で、全体の平均点が500点になるよう換算されている。
日本の小4算数の平均得点は568点で前回03年より3点増。1位の香港とは39点差だった。小4理科は548点で5点増、1位のシンガポールとは39点差。中2では、数学は570点で前回と変わらず、理科は554点の2点増。1位国との差はそれぞれ28点、13点だった。
得点で4分割した最も高得点の層(625点以上)の割合は、小4の算数23%、理科12%、中2数学26%、理科17%。四つの調査中二つで世界1位だったシンガポールと比べると、こうした高得点層の割合は2分の1から3分の1程度にとどまっている。
学力問題以外では、小4で算数の勉強が「楽しい」と思っている子どもは70%と前回より5ポイント上がったが、世界平均よりはなお10ポイント低い。理科は87%で6ポイント上がり、世界平均よりも4ポイント高かった。
Posted by Takumi

